タイミング療法って何?排卵日を予測しよう!【妊娠までの基礎】

タイミング療法は不妊治療の基本

避妊せずに通常の性交渉を1年続けると、およそ8割のカップルが妊娠に至るといわれています。でも、1年なんて待っていられない。1か月でも早く子供が欲しい、と思っている場合は「タイミング療法」を試してみましょう。

 

タイミング法
排卵の2日前ごろ、最も妊娠しやすいと言われている時期に性交を持つようにする方法です。卵胞の大きさや尿中のホルモンを測定し、排卵日を推定します。

引用: http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/funin.html

タイミング療法は、不妊治療の中で最初にトライする方法です。いろいろな方法で排卵日を予測し、日にちを狙って性交渉を行うだけなので、最も自然で夫婦への負担の少ない方法です。不妊治療として行う場合は、必要に応じて排卵促進剤を併用することもあります。卵子が受精しやすいタイミングは排卵日だけではありません。排卵日の2日前が最も妊娠しやすいと言われており、その次に妊娠しやすいのが排卵日前日、その次が当日と続きます。ですからタイミングをとるべき日は排卵日2日前~当日なのです。なるだけこの間に2回性交渉が行えるとさらに確率は高くなります。

排卵後12時間が経過すると、卵子の受精する力はぐっと落ちるといわれています。排卵2日前~排卵日をうまく狙うために、排卵日を予測する方法を知っておきましょう。

排卵日を予測する方法

排卵日を予測するにはいくつかの方法があります。

1.月経周期から数える

月経周期(生理が来た最初の日~次の生理が始まる日)が一定の人は、月経周期から排卵日をおおよそ推定することが出来ます。ヒトの月経周期は月経→卵胞期→排卵→黄体期→月経というサイクルを繰り返しています。月経周期は28日の人、30日の人、35日の人…といろんな人がいますが、黄体期は正常に排卵している人の場合、約14日間と決まっています。つまり、次の生理が来る予定の日より14日前が排卵日というわけです。月経周期が28日の人は生理が来た日から数えて14日目、月経周期が30日の人は16日目、月経周期が35日の人は21日目ということになります。

月経が不順な人は、この方法は使えません。まず自分の生理が何日間隔で来ているかをチェックしてみましょう。ルナルナなどアプリを使って計測するのがいいでしょう。

2.基礎体温

妊娠を希望しているのであれば、基礎体温をつけている人も多いと思います。先ほども出てきましたが、「卵胞期」は低温期にあたります。その後いっそう体温の下がる日がありますが、この日前後を排卵期と考えます。体温が一番低い日と、排卵日は同じ日とは限りません。ただその前日、体温が一番低い日、翌日、翌々日くらいまでの間には排卵していることが多いです。ですからこの4日間のうちに、2回ほどタイミングをとるのが良いでしょう。

なお、基礎体温をつけていて、体温が一番低い日はあるけれど、高温期が10日もない方は「黄体機能不全」の可能性があります。黄体機能不全は排卵はしていますが黄体の働きが弱いため、妊娠するのは難しいです。もしあてはまるときは、病院へ行きましょう。

3.おりもの(頸管粘液)

おりものの変化でも排卵日を推定することができます。排卵期はおりものの量が多く、さらさらとしてよく伸びます。手に取って人差し指と親指でぐーんと伸ばしてみたときに、10cm以上伸びるようであれば排卵期と考えていいでしょう。排卵期以外のおりものは通常、少なめで粘っこく、引っ張ってもあまり伸びません。

排卵期以外の時期にもおりものの量が多いと感じている方は病院を受診し、クラミジアやトリコモナスなどの検査も受けてくださいね。

4.排卵検査薬(尿中LH)

排卵検査薬を使う方法もあります。排卵検査薬は、尿の中のLH(黄体化ホルモン)に反応します。LHは普段は低い値を保っていますが、排卵前に急上昇します。これを「LHサージ」と呼びます。LHサージが始まってから約36時間後、ピーク値から10~12時間後に排卵が起こるとされています。排卵検査薬が陽性になってから性交渉を行うことで、上手にタイミングを取ることができます。

5.経腟エコー

産婦人科で経腟エコーをしてもらう方法もあります。卵巣の中の「卵胞」というものの中で、一番大きなもののサイズを測定してもらうのです。排卵が起こるころにはこの卵胞は20mm前後のサイズになります。ただし、エコーで「今まさに排卵しているかどうか」というのを確認することはできません。あしからず。

まとめ

排卵日を推定する方法はたくさんあります。妊娠したいと思ったら、これらの方法を試してみましょう。しかし、例えば基礎体温がまったく正常なグラフを描いていても、実は排卵していない、ということもあります。ご自身でタイミング法を試してみても、なかなかうまくいかない…というときは、ためらわずに不妊治療を行っている産婦人科を受診しましょう。