おっぱいマッサージを極めて、美味しい母乳を赤ちゃんにあげよう

赤ちゃんにとってもママの健康にとっても重要な、おっぱいのケア。

ママ自身もストレスを溜めずに元気な赤ちゃんを育てたいなら、おっぱいマッサージは不可欠です。

助産師さんに「おっぱいマッサージをやりなさい」と言われたけれど、イマイチやり方がわからなくてやっていない・・・なんて方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、おっぱいマッサージの正しいやり方についてご紹介します。

 

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出典:ameblo.jp

 

おっぱいマッサージはなぜ必要?

そもそもおっぱいマッサージをやらなければならない理由はなんなのでしょうか?

 

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出典:sagawa-clinic.com

 

理由①乳首の伸びを良くするため

 

赤ちゃんがおっぱいに吸い付く力は想像以上に強いのです。これまで強い刺激のなかった乳首にとって、強い力で赤ちゃんに吸われ始めると、強く痛み、簡単に切れてしまいます。

さらに乳頭の硬さはママだけでなく、赤ちゃんにも辛い思いをさせてしまいます。
硬く伸縮性のない乳首はうまく舌に絡まず、滑ってしまって赤ちゃんは母乳を上手く飲むことができないからです。これで赤ちゃんがおっぱいを飲むのを嫌がるようになってしまっては悲しいですよね。

ですから、おっぱいマッサージによって乳首をやわらかくし、授乳のトラブルを減らすことが重要なのです。

 

理由②母乳の分泌をよくする

 

マッサージをすることで、単純に血行が良くなり、母乳の分泌をよくすることができます。

母乳があまり出ず、「私のせいだ・・・。」と悩むママも大勢いらっしゃいますが、まずはマッサージをして血行をよくしてみてください。

「母乳が出ない!どうしよう!」と焦って、さらにストレスが増えていく悪循環に陥るより、リラックスしてマッサージしてみる方がよっぽど解決への近道になります。

 

理由③古い母乳を取り除く

乳頭には、母乳が通る乳管というものがあるのですが、マッサージをしないとそこに母乳が詰まってしまいます。おっぱいマッサージをすると血液の循環がよくなり、母乳がたくさん生成されて、つまりも取れてしまいます。

2人目以降の赤ちゃんを出産する方は特に注意しなければなりません。なぜなら、1人目の赤ちゃんにあげていた古い母乳が乳管につまり、母乳がとても出にくくなっているからです。

マッサージをしてしっかりと詰まりを取り除くと、古い乳の塊が出て乳頭がふわふわになり、母乳もおいしくなります!これは赤ちゃんにとってもとても嬉しいですね。

 

理由④乳腺炎を防ぐ

 

母乳のつまりが解消されることで、母乳のつまりが引き金となって起こる乳腺炎も解決することができます。

授乳中、乳房にしこりができて痛いなどのトラブルを経験される方は、軽い症状を含め約3割とされています(国内、海外の報告から)。

母乳育児の方が1000人いると、およそ300人が乳腺炎になりかけます。その中の約30人が本格的な乳腺炎で、医師・助産師の治療が必要になり、そして、約1人が、重症の乳房膿瘍(うみが溜まる)で外科的治療を考慮する状態になります。

実は、この比率、リスク管理のヒヤリ・ハットで有名な、ハインリッヒの法則が当てはまります。重症の乳房膿瘍になった方が1人いたら、乳腺炎になりかけた方は約300人いるということです。リスク管理と同じで、医学的な治療の必要がない、乳腺炎なりかけの段階での適切な対処が、重大事故を予防します。

引用:allabout.co.jp

乳腺炎はあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、上の説明のように乳腺炎は誰もがかかる可能性のある身近な問題で、放っておくと手術が必要になるくらい怖い病気なのです。

この乳腺炎ですが、食生活とおっぱいマッサージが予防の要となります。

赤ちゃんの健康は、ママの健康から。

自分の身を守るためにも、ぜひおっぱいマッサージを始めてみてくださいね。
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出典:192abc.com

 

おっぱいマッサージはいつからやればいいの?

 

さあここまで読んで頂けると、おっぱいマッサージの重要性がお分かり頂けたかと思います。

それではこのおっぱいマッサージ、一体いつから始めれば良いのでしょうか?

 

おっぱいを刺激することで子宮を収縮させてしまうことから、妊娠初期にマッサージは行わないようにしましょう。医師や助産師に相談をしたうえで、妊娠中期に乳首の手入れをはじめ、妊娠後期からマッサージを行います。乳腺は血行がよくなることで開きやすくなるので、入浴時や入浴後に行うのがおすすめです。

ただし、たとえ安定期であっても、お腹が張るときはすぐに中止してください。また、妊娠中のマッサージの際に分泌物が出る場合があるので、乳頭を傷つけないよう優しく取り除きます。産後のおっぱいマッサージは、授乳前に限らず、いつ行ってもかまいません。特におっぱいの張りを感じたときは行うようにするといいですよ。

引用:192abc.com

 

妊娠中期とは言ってもベストなタイミングに個人差はありますし、医師や産院によっても言う事が異なりますので、自分の体調を理解している担当医に相談してみてください。

また、検診の際に、助産師の方におっぱいの状態をみてもらい、直接アドバイスしてもらうこともオススメです。
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出典:welq.jp
1日にたくさんやっても効果は変わらないので、毎日少しずつ継続しましょう。

 

おっぱいマッサージの注意点

 

おっぱいマッサージは、気をつけなければ乳首に強すぎる刺激を与えてしまったり、悪影響を及ぼすこともあります。

ここでは念頭に置いておくべき注意点をご紹介します。

 

◎乳房を触るとお腹が張ることがあります

妊娠37週未満で、乳房マッサージ中にお腹の張りを感じた時や、切迫流早産などで安静が必要と言われている方は、マッサージを中止しましょう。

◎乳頭が痛くならない程度にしましょう

◎妊娠37週を過ぎたら、お腹が張ってもかまわないので、積極的に基底部マッサージと乳管開通法を行いましょう。

◎マッサージ中ににじんできた母乳はきれいに流しておきましょう

◎乳頭に乳かすがたまってしまった場合、乳頭にベビーオイルをつけたコットンをしばらく貼り付けておくと、とまりやすくなります

◎ブラジャーはワイヤーがなく、自分のサイズの合ったものを準備しましょう
妊娠すると、2カップ程度大きくなります。お産の後の授乳時には、前開きタイプが便利です。

引用:happyninpu.seesaa.net

 

何よりも”無理をしない”ということと、”清潔さを保つ”ということが重要になります。

自己流で大雑把に試すより、専門家に直接教えてもらった上で取り組む方がベターです。
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出典:mama.shufunotomo.co.jp

 

もしおっぱいマッサージが上手くいかなくなったときは、下記のような方法を試してみてください。

 

自己流でやってもうまくいかない場合は、助産師の方におっぱいマッサージをしてもらいましょう。

毎回通うのが負担に感じる方や、近くに助産院がない場合は、手軽に飲めるハーブティーをおすすめします。フェンネルやフェヌグリークなど、ヨーロッパや中国で伝統的に親しまれてきた母乳サポートハーブが入っているものを飲むと良いでしょう。

おっぱいマッサージによる外側のケアと合わせて、母乳にいい食事をとって、内側からもケアしてきましょう。

引用:amoma.jp

自分でできることと、専門家に任せることを上手く判断して、ストレスなく育児をすることが大切です。

心を落ち着けて、母乳の出を良くするためにも、ハーブティーなどはぜひ取り入れてみてくださいね。

 

専門家にしてもらう場合は、桶谷式マッサージが有名です。こちらも参考にしてくださいね。

桶谷式マッサージの効果を口コミを元に検証してみた

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よくわからなくて不安な方は、無料で相談できる母乳外来などもありますので、まずは気軽に行ってみましょう。

母乳の出し方を工夫して、赤ちゃんにおっぱいを届けよう

 

おっぱいマッサージのやり方

 

さて、お待たせいたしました。

いよいよ実際のやり方をご紹介していきます。

 

まずは今の状態を知る

 

実際にマッサージをしてみる前に、まずは今の状態を正しく把握することが大切です。

 

★理想の乳頭

付け根が少しくびれている先に膨らみがある状態が理想の形です。さらに引っぱったときに2センチくらい伸びると、赤ちゃんが吸いやすいおっぱいといえます。

★扁平乳頭

乳頭が出ておらず、乳房と境目がない状態です。伸びがよければ赤ちゃんは吸うことができるので、マッサージで伸びをよくしていきましょう。

★陥没乳頭

乳頭が乳房の内側に入っている状態で、乳頭が隠れてしまっています。そのため乳頭は刺激に弱く、傷つきやすくなっています。まずは、乳頭吸引器などで乳首を外に出してからマッサージをはじめましょう。

★乳頭が小さい

小さい乳頭は圧力がかかりやすいので、傷つきやすくなっています。また、小さいので赤ちゃんが舌に巻き込みづらいので、母乳マッサージで、乳首が大きくなるように鍛えていきましょう。

★乳頭が大きい

乳頭が大きいと赤ちゃんの口に入りきらないことがあります。マッサージをして乳頭を柔らかくしていきます。

引用:192abc.com

 

今の自分の状態に合ったマッサージ方法を試してみることが重要です。

自分で見てもわからなければ、助産師さんなどに相談してみて下さい。

 

①乳頭マッサージのやり方

 

実際におっぱいマッサージを行う前に、まずはオイルやクリームをつけて摩擦を防ぎましょう。

敏感な部分なので、なるべく低刺激なものを選んでください。

 

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出典:hippofan.blog13.fc2.com

 

⒈乳頭をつまむ

乳輪を、親指、人差し指、中指の三本指を使ってつまみ、乳頭の根元をしっかり伸ばします。

爪が伸びていると危険なので、必ず始める前に爪を整えておいて下さい。

 

⒉乳頭を引っ張る

乳頭をつまんだまま軽くひねり、引っ張って指を離します。

これを左右3〜4回ほど繰り返しましょう。

この時に痛みを感じたり、硬く違和感を感じる部分があれば、母乳が通る乳管が詰まっているかもしれません。

強く引っ張りすぎると乳首を傷つけてしまうので、注意してくださいね。

 

⒊乳頭を圧迫する

3本の指で乳輪の端から乳頭の先端に向かって、しごくように指で圧迫します。

このマッサージは、母乳のつまりを解消し母乳を出しやすくする効果があります。

色々な角度から刺激することで更に効果が上がります。

特に授乳の前にマッサージをすると、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激と合わせて詰まっていた塊が出てきやすくなります。

 

⒋乳頭をひねる

乳頭を三本指でつまみ、それを左右にひねります。

赤ちゃんの刺激に耐えられるように、あらゆる方向にねじって耐性をつけておくことが重要です。

これは乳頭が大きい方には特に有効です。

 

⒌乳頭を転がす

人差し指と中指で乳頭の根元をつまみ、親指で転がします。

この時軽く摩擦を起こすことが重要です。

そうして乳管口に詰まっている皮膚の老廃物を取り除き、母乳の出をよくします。

 

ここまでが乳頭マッサージのやり方です。

慣れないうちは刺激が強く、痛みを感じるかもしれませんが、徐々に慣れていくので安心してください。

無理をせず、毎日手が空いた時に少しずつ試してみてくださいね!

期間や効果には個人差がありますが、1週間前後で効果が実感できるはずです!

 

難しく感じた方は、こちらの動画を見ながら一緒にやってみましょう。

母乳マッサージの手順〜乳頭・乳輪マッサージ〜

 

より詳しい乳頭マッサージについてはこちらを参考にしてください。

乳頭マッサージを極めて、乳頭の固さを取ろう!

 

 

②乳房マッサージのやり方

 

次はいよいよ乳房マッサージのやり方です。

乳頭マッサージより少し複雑でわかりにくいので、直接専門家に教えを請うのもオススメです。

 

乳房マッサージは、普段あまり動かさない乳房の基底部を動かして、母乳の分泌を促すマッサージです。
妊娠中の乳房は、週数を重ねるごとに乳腺が発達してきて、触ると痛みを感じたり張っていたりすることもあります。痛みをこらえて無理にマッサージをしても、乳腺を痛めてしまうこともあるので無理は禁物。柔らかく包み込むようなイメージで、無理のない力加減のマッサージをするようにしましょう。
マッサージは部屋や脱衣所、洗面所などで行っても構いませんが、お風呂に入っているときに行うのがお勧めです。服の脱ぎ着をする手間もないですし、血液循環もよくなっていますから、マッサージにはうってつけ。リラックスしながら、効率の良いマッサージができます。

引用:cuta.jp
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出典:amoma.jp

 

これから詳しいマッサージの仕方を説明します。
上の画像を参考に、ぜひお風呂上がりなどに優しく行ってみてくださいね。

 

⒈乳房を脇から中央に向かって押す

右手で左のおっぱいを外側からぐっとつかむように持ちます。

そして左手を右手の上に重ね、両手を使っておっぱいを中心に寄せていきます。

乳房の根元からゆっくり押すイメージで、ただ寄せるだけではない、という部分がポイントです。

5秒ほど時間をかけて、左右しっかり胸をほぐしましょう。

この動作をそれぞれ4〜5回繰り返してください。

 

⒉斜め下から、斜め上に押し上げる

右手を少し下にずらして、外側の下方からななめに右肩に向かっておっぱいを押し上げていきます。

この時、手でおっぱいを上から押さえつけ潰さないようにしてください。

根元からすくい上げるように、おっぱいを押し上げることを意識してゆっくり動かしましょう。

これもそれぞれ4〜5回繰り返してください。

 

⒊下から上に持ち上げる

最後に右手をおっぱいの下に移動させ、左手はそえるようにかぶせます。

下から真上に優しく押し上げていきます。これも4〜5回繰り返します。

普段使わない部分をほぐしあげることを意識してみてください。

 

少し難しく感じる方は、動画を見ながら一緒にやってみましょう!

助産師が教えるセルフおっぱいマッサージ

 

おっぱいマッサージまとめ

 

やり方を見て頂くとわかる通り、おっぱいマッサージは意外と簡単です。

これほど簡単なのに、授乳の様々な問題を解決してくれるので、ぜひ母乳育児の方は試してみてくださいね。

無理をしすぎず、ストレスをためない育児をしていきましょう。

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