授乳の姿勢徹底解説!赤ちゃんも飲みやすく、お母さんも楽に

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初めての出産•子育てをするお母さんにとっては、授乳経験も初めてのこと。不安なことが沢山あると思います。1度に与える量や頻度については、まさに未知の世界ですよね。
ここでは、赤ちゃんの健やかな成長の為に必要な母乳の量や、与える頻度についてお伝えしていきたいと思います。

母乳における授乳量と回数について

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出典:leblogallaitement.com

赤ちゃんが1回に飲む母乳の量は、成長とともに増加していきます。
では、具体的にはどのくらいの量を飲むのでしょうか?生後1ヶ月〜3ヶ月までの違いを比べていきましょう。

新生児(生後1ヶ月)

新生児期間の1回の授乳量はおおよそ赤ちゃんの胃の大きさと同じくらいと言われています。産まれた日から生後1週間までの授乳量は以下のように計算されるのが一般的です。

生後1週間までの授乳量=生後日数×10ml+10ml

  • 生後1日目 1日×10ml+10ml=20ml
  • 生後2日目 2日×10ml+10ml=30ml
  • 生後3日目 3日×10ml+10ml=40ml
  • 生後1週間後 7日×10ml+10ml=80ml

また、生後1週間以降〜生後1ヶ月までの間は1回につき80ml〜120mlを目安に授乳していきましょう。

新生児(生後1ヶ月)の授乳の様子

  • 1回の授乳時間の目安は、左右15分ずつ程度
  • 1〜2時間おきに与える
  • 1日の母乳回数の目安は、8〜12回程度

生後間もない赤ちゃんは、母乳を吸う力に体力を使うため、授乳後1時間足らずでおっぱいを欲しがる場合もあります。飲みすぎじゃないかしら?と心配されるかもしれませんが、大丈夫です。欲しがる時に与えてあげましょう。
しかし、20分以上の授乳は、赤ちゃんに負担がかかってしまいます。最初の10分間で約90パーセントの哺乳量を飲んでしまうとされているので、それ以上延ばしても哺乳量が増えるわけではありません。一度切り上げて、次回の授乳時間まで様子をみていきましょう。
上手に飲めるようになると、授乳の間隔もあいてきます。
また、新生児期は長く寝続けることもあります。3時間ほどを目安に赤ちゃんが起きなくてもおっぱいを吸わせてみましょう。

生後2ヶ月

赤ちゃんの睡眠時間が増えるため、授乳の間隔が少し延びてくる頃です。
一度にたくさんの量を飲める赤ちゃんは、授乳間隔が広がり、1日あたりの授乳回数は減ってきます。また、1度に少量しか飲めない赤ちゃんは、授乳間隔が狭く、回数も多い傾向にあると思います。
しかし、これらには個人差がありますので、赤ちゃんのペースに合わせて授乳をしていきましょう。

生後2ヶ月の授乳の様子

  • 1回の授乳時間は、左右10分ずつ程度
  • 1〜3時間おきに与える
  • 1日の母乳回数の目安は、8〜10回程度

生後3ヶ月

赤ちゃんの生活リズムには、個人差があります。起きている時間が長いのは昼間なのか夜なのか、またその時々の飲みっぷりをみて授乳量を調整してあげましょう。赤ちゃんの哺乳量はこの時期にピークを迎えます。体重の増加が止まってしまったら、合わせて授乳量の見直しをしてみましょう。

生後3ヶ月の授乳の様子

  • 1回の授乳時間は、左右10分ずつ程度
  • 1日の母乳回数の目安は、6〜8回程度
  • 1回で180cc以上飲むようになれば、4時間おきを目安に与える

授乳する時の注意点

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出典:aboutduromine.com

赤ちゃんにとっての栄養源はなんといっても母乳です。わが子に、充実した授乳ができているのかどうか、お母さんはとても気になるところですよね。ここでは、授乳の際に注意しておきたいことを見ていきましょう。

母乳は足りていますか?

母乳は、授乳量が目に見えないため、赤ちゃんがちゃんと飲んでくれているのかどうか不安になりますよね。
そんな時は、まず赤ちゃんの体重を測って確認してみましょう。

哺乳量の測定をしてみよう

哺乳前と哺乳後にそれぞれ体重測定をしてみましょう。衣類は着用のままで問題ありません。お母さんが赤ちゃんを抱っこした状態で体重計測をします。哺乳前と哺乳後に測った体重の差を計算して出た数値が哺乳量となります。
例えば、授乳前の体重が3000g、授乳後の体重が3020gであった場合、20g(ml)の量を飲めたことになります。

体重の増加の目安は?

生後1ヶ月までの赤ちゃんは、1日あたり30〜40gの体重増加が平均的です。生後1ヶ月後には約1kgの体重増加が理想的とされていますが、あくまでも目安です。母乳育児の場合、最初の頃はおっぱいの出が悪かったり、赤ちゃんが上手に飲むことができなかったり、母乳の濃さによっても栄養が一定ではないため、体重増加が少ない傾向にあります。
生後1ヶ月の体重増加が700gに満たない場合は、産婦人科や助産師さんに相談してみましょう。

片方のおっぱいを嫌がる場合には

授乳の際は、両方のお乳からバランスよく与えましょう。中には、おっぱいの形が左右違うことで好き嫌いを示す赤ちゃんもいます。その場合は、赤ちゃんの苦手とする乳房から先に吸ってもらいましょう。お腹が空いていて吸う勢いが強いうちに飲ませてみると良いでしょう。

実は夜間の授乳も大切です

お母さんは、出産という大きな仕事を終えたと同時に育児がスタートします。それまでの生活とは打って変わり、赤ちゃん中心の生活になります。慣れない生活の中ですから、身体は疲労感でいっぱいになると思います。夜中に起きて授乳するのは、やはり辛いことですよね。
3時間置きの授乳の時間になっても、赤ちゃんがぐっすり眠っているから、夜中に起こしたら可哀想かな?と考える方も多いようです。
しかし、産まれたばかりの赤ちゃんは、朝と夜のリズムがついていないので、夜中に起こしても問題はありません。授乳予定時間を1〜2時間経過しても起きない場合は、授乳環境を整えて一度吸わせてみましょう。
また、母乳を作るホルモンが多く分泌されるのは、夜間と言われています。そのため、夜中に授乳をすることでお母さんの体調は良くなり、産後の回復にもつながっていきます。

授乳の姿勢・赤ちゃんが安心できる環境を整えよう

授乳は、毎日の日課となります。お母さんや赤ちゃんにとって一番リラックスができる姿勢を見つけてみましょう。

授乳時の抱き方4選

横抱き(ゆりかご抱き)

授乳時において、最も一般的な抱き方になります。お母さんが赤ちゃんの首と背中、お尻をしっかり支えてあげて、赤ちゃんとおっぱいが密着するように引き寄せながら抱きます。

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出典:firstyearmommy.com
縦抱き

赤ちゃんの上体をやや縦に起こし、お母さんのお膝に座らせてあげるように抱っこします。首はしっかりと支えてあげましょう。
赤ちゃんが密着しやすいため、飲み残しの防止にもよいでしょう。

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出典:parentingandbabies.com

フットボール抱き(参考写真:左側)

赤ちゃんを小脇に抱えながら、頭を乳房のほうへ出す抱き方です。
授乳クッションやお布団を利用して、お母さんと赤ちゃんの身体が安定する体勢になるように位置を調整していきましょう。
同時授乳が可能なこの抱き方は、双子の赤ちゃんをご出産されたお母さんにもおすすめです。

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出典:latchpal.com

添い乳

そのまま寝かしつけたい夜間の授乳時には、添い乳スタイルがおすすめです。
まず、お母さんと赤ちゃんが向き合うように横になります。おっぱいに向かって真っ直ぐになるように赤ちゃんを抱き寄せてあげましょう。
お母さんも一緒に横になりながら授乳できるので、上体を起こしているのが辛い時などには最適です。
しかし、この抱き方には注意すべき点があります。
それは、赤ちゃんよりも先にお母さんが寝てしまわないようにすることです。もしも、気づかずに赤ちゃんの鼻と口を塞いでしまうようなことがあれば、窒息させてしまうなどの危険が伴います。
添い乳をされる場合は、うっかり寝てしまわないように細心の注意を払いましょう。
また、赤ちゃんに添い乳の癖がついてしまうと、常におっぱいがないと眠れなくなってしまったり、不安で泣き出してしまうというお悩みも出てきてしまいます。常習化しないように、頻度に気をつけましょう。

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出典:livescience.coml

飲み残し対策として

いつも同じ体勢で授乳をしてしまうと飲み残し部分がしこりとなり、乳腺炎の原因になってしまいます。乳腺は乳首から放射状に多数広がっているため、抱き方のパターンを変えることで、いろんな方向から満遍なく吸ってもらうことができます。
おっぱいが詰まりやすいお母さんは、赤ちゃんを寝かせた上に四つん這いになり、おっぱいを吸わせてあげる方法で《四つん這い授乳》があります。重力がかかることでおっぱいが出やすくなるので、ぜひ、挑戦してみてください。

飲ませ方のコツ

乳頭と乳房をできるだけ、赤ちゃんの口にたくさん含んでいた方が、おっぱいをよく飲んでくれます。
赤ちゃんの顔がまっすぐおっぱいの方向を向くような体勢を整えてあげましょう。赤ちゃんの身体がよじれてしまったり、斜めの状態だと、乳首を上手に口に含ませることができません。
また、乳頭に傷がついてしまう原因にもなりますので、注意しましょう。
お母さんの身体の負担を軽減するために、授乳クッションを使用したり、腰の位置や寄りかかる場所に、ブランケットやバスタオルを挟むなどして、リラックスができるような工夫をしてみましょう。