妊娠中の辛いつわりは一体なぜ起こるの?その原因は?

妊娠中の身体的な苦しみといえば、つわりが一番過酷なのではないでしょうか。

妊娠したら誰もが経験するから仕方ない、とはいえども、その理由もわからずただ苦しむだけではとても乗り越えられませんよね。

そこで今回は、妊娠中の辛いつわりがなぜ起こるのか、徹底的に解説したいと思います。

つわりとは一体なに?

 

Pregnant woman feeling sick.

出典:https://welq.jp/15919

 

そもそもつわりとは一体なんのことでしょう?

なんとなく気持ち悪くなる症状のこと、という程度にしか認識していない方は意外と多いのではないでしょうか。

まず、つわりの定義からしっかりみていきます。

 

つわりは、妊娠5週頃から16週頃の妊娠初期の間に見られる生理現象で、主に吐き気や胃のむかつきなど消化器系の症状として現れます。そして、このつわりが重症化し、治療が必要になった状態を妊娠悪阻と呼びます。つわりの発症頻度が妊婦全体の約50〜80%なのに対して、妊娠悪阻は約1〜5%といわれています(※1)。

つわりの原因は未だはっきりとしたことがわかっていませんが、妊娠によるホルモンバランスや代謝の変化が関係していると考えられており、妊娠悪阻の原因も同じ仕組みだと考えられています。

引用:https://192abc.com/15970

 

妊娠中に起こる消化器系の不調全体を合わせて、つわりと呼んでいるのですね。

妊婦さんの50−80%が経験する、ということで、妊娠した際は避けがたい壁であることがわかります。

重症化して治療が必要になることもあるようなので、ぜひとも症状を軽くする工夫をして、軽症にとどめておきたいものです。

 

つわりと妊娠悪阻を区別する明確な基準はありませんが、症状の重さである程度区別できます。つわりの場合は、主に吐き気や嘔吐、倦怠感、眠気などですが、症状は一過性で、治療するまでもなく我慢できる程度で済みます。

しかし、妊娠悪阻は、何度も嘔吐を繰り返し、ほとんど食事ができないという状態が1日中続くのが特徴です。特に重度の妊娠悪阻は、「重症妊娠悪阻」と呼ばれることもあります。

妊娠悪阻の症状は、以下のように第1期から第3期へと段階的に悪化するので、できるだけ早く対処することが大切です。

第1期

何度も嘔吐を繰り返す、あるいは食べ物をほとんど食べられないといった摂食障害が見られます。脱水症状による口の渇き、だるさ、めまい、便秘などが起こりやすくなり、体重が減少し始めます。

第2期

第1期の症状が悪化します。飢餓状態のせいで体内の脂肪をエネルギーとして分解するので、その残りカスとして体内のケトン体が増加し、尿中にもケトン体が現れます。また、尿蛋白も出て、代謝異常による中毒症状なども見られます。

第3期

めまい・幻覚・幻聴などの脳神経症状が現れ、肝臓や腎臓にも機能障害が見られます。妊娠継続が難しくなり、母体を守るために人工妊娠中絶を行わなければならないケースもあります。第3期の段階まで適切な治療が行われないと、脱水症状や飢餓状態による意識障害などを起こし、母体も命の危険にさらされます。

引用:https://192abc.com/15970

 

第3期までいくと生死にかかわる危険性があるので、少しでも気になったらすぐに病院へ行くことが大切です。

妊娠中の体調の変化は軽視しないようにしましょう。

 

どうしてつわりが起こるの?

 

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出典:http://belta-cafe.jp/5027

 

そんな苦しいつわりは一体なぜ起こるのでしょうか。

次は原因についてみていきます。

 

しかし残念ながら、つわりの原因はハッキリとは解明されていません。

様々な憶測や仮設がありますが、複合的な原因によって引き起こされているのではないか、と考えられています。

以下に原因として考えられているいくつかの仮設を紹介します。

 

原因1. hCGの急激な分泌によるもの

妊娠が成立すると、受精卵の一部からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが急激に分泌されます。このhCGは黄体を刺激してプロゲステロンの分泌が低下しないようにしています。これにより、受精卵は成長し妊娠を維持させているのです。

ところが、あまりにも急激に増加するため体がついていかず、つわりがおこるのではないかという説があります。反対につわりの重症度が必ずしもhCGの分泌量と一致しないので、hCGだけがつわりの原因ではないと考えられています。

原因2. 体の拒絶反応によるもの

妊娠は自然の摂理に従ったものとはいえ、妊娠初期の体はまだ受精卵を異物として認識してしまうのではないかという説があります。一種のアレルギー反応としてつわりが出るという説です。

原因3. 自律神経の乱れによるもの

妊娠により急激に体が変化するため心が追いつかず、自立神経が乱れることによってつわりがおこるのではないかといわれています。

原因4. 妊娠を維持させるための防衛反応

妊娠を維持させ、流産を防ぐために、つわりによって体をあまり動かさないようにしているという説や体に悪いものを排除させるために嘔気や嘔吐がおこるのではないかという説もあります。

このように色々つわりには説がありますが、原因はこれら全てなのかも知れませんし、全く違う原因があるのかも知れません。

引用:http://www.amoma.jp/column/maternity/trouble/25026.html

 

ホルモンバランスや、母体の健康維持、妊娠に適応するための変化などが主な原因として考えられています。

やはり赤ちゃんを身ごもるということは、想像を絶する多大な負担が母体に突然降りかかる出来事なので、体もびっくりしてしまうのですね。

大変な時期ではありませすが、「大きく変わる」と書いて大変と読むように、つわりの時期を乗り越えることで、母体を妊娠に適した体に変化させていくことができるのです。

 

どうやったら症状を軽くできる?

 

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妊娠に適した体に変化するためのものだとわかっていても、やはりできる限り苦しい思いはしたくないですよね。

そこでつわりを軽くする方法について、今度はご紹介します。

 

まずは、つわりを経験しなかった妊婦さんの特徴についてみてみましょう。

 

「こういう人はつわりがない!」と医学的には解明されていませんが、においや高湿・高温、ストレスがつわりをひどくするといわれます。騒音などの環境もつわりを悪化させるともいわれますが、ストレスが溜まるのが理由かもしれませんね。ここでは、「つわりがない人の特徴」として参考までにいくつかご紹介します。つわりは個人差が大きく、メカニズムも解明されていないため、「こういう人はつわりが軽い傾向にあるのかな?」くらいに考えて、参考にする程度にしてくださいね。

●胃腸が強い
●冷え性でない
●運動をして体を鍛えていた
●タバコやお酒が好きではなかった

つわりを感じない妊婦さんは、ちょっと気持ちが悪くなりそうだな、と思うとすぐに休んだり匂いや音のしない場所へ移れる環境にあるのかもしれません。また、考え込みすぎず、前向きに日々を過ごされる方もストレスが溜まりづらいからなのか、つわりが軽いともいわれています。タバコやお酒でストレスを逃していた方は、止めたことで逆にストレスが溜まってしまうのでしょうか。

引用:https://192abc.com/24879

 

ストレスをためにくい性格であることは、つわりを軽症化することと大きく関係していそうですね。

やはり体の変化とともに、精神的にも大きな変化をとげる時期なので、つわりには精神的な負担も大きく関わっているようです。

できる限りストレスをためないことが重要なのかもしれません。

 

また、精神面の安定と合わせて、普段の生活習慣の見直しが重要です。

つわりを軽くするために気をつけるべきポイントをチェックしてみてください。

 

つわりを軽減させる生活習慣

1日3食にこだわらず「食べたい時に食べたいものを食べたいだけ」食べる
食べづわりの場合は、満腹感があり、カロリーの低いものを食べる
消化と栄養が豊富なもの(ゆで野菜や大豆、豚肉の赤みなど)を食べる
ポケットにあめやチョコレートなどを入れておく(ただし甘いものはほどほどに)
果物など小さくカットしていつでも少しずつ食べられるようにしておく
寝る前に枕元に軽い食べ物を置いておく
無理をせず、疲れたら休む
天気のいい日は散歩などして気分転換をする
勤務がある場合はラッシュ時を避けて時差通勤をする

引用:https://minacolor.com/articles/show/1000

 

無理をしない範囲で、食べられるものを食べる、ということが一番重要なようです。

「栄養をとらなきゃ!」と思うとストレスになってしまうので、つわりの時期は無理をせず、体の声を聞くことを優先しましょう。

 

つわりの重症度判定

 

病院では、「水も飲めなくなったら検診にきてください」と言われることが多いですが、実際どの程度になると診察にいって、入院するべきなのか、自分で判定するのは難しいですよね。

そこで、以下のチェック項目を参考に、自分の症状を判定してみてください。

 

Emesis Index(EI)

悪心(吐き気) なし0点 1日1~4回1点 1日5~10回2点 常にある3点
食欲不振 なし0点 半分くらい食べれる1点 3割程度2点 2割以内3点
嘔吐 なし0点 1日1回~2回1点 1日2回~3回2点 1日4回以上3点
唾液分泌 なし0点 軽くふえた1点 多いが辛抱できる2点 大変多くて苦しい3点
口渇 なし0点 軽くふえた1点 多いが辛抱できる2点 大変多くて苦しい3点

【判定】

  • 11~15点重症の悪阻
  • 6~10点中等度の悪阻
  • 4~5点軽症の悪阻
  • 0~3点つわり

引用:引用元のページURL

 

軽症でも耐えられない苦しみがある場合は診察にいくべきですが、基本的には中等度で診察にいき、11点以上の場合は入院が必要になります。

自分の症状を客観視して、今するべき対応を冷静に見極めましょう。

 

まとめ

 

 

つわりを完全になくすことは難しいですが、負担を軽くして、自分なりにうまくつわりと付き合っていくことが重要です。

自分の精神状態や生活習慣を見直しながら、無理をせず、自分らしく妊娠生活を楽しんでみてくださいね!