お風呂でついウトウト・・・もしかしてそれ、”睡眠”じゃなくて”失神”かも!?

 

お風呂に入っていると、気持ちよくてついうとうと・・・。
リラックスしていつの間にか夢の中に・・・。
お風呂に入って気付いたら数時間も経っていた!なんて経験はありませんか?

温かかったお湯は冷えきり、全身はフヤケてしわしわに、身体はむしろ疲れ切ってしまいます。
そんな、お風呂で寝る癖がある人は、注意が必要です。
もしかしたらそれは睡眠ではなく、”失神”かもしれないんです。

意識を失い、そのまま湯船の中で溺れて命を落としかねません。
お風呂でどれほど危険なのか、また、予防法を紹介します!

 

お風呂が気持ちいい3つの理由

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出典:http://www.tokyo-backyard.com

そもそも、お風呂に入るとあんなにも心地良いのはどうしてなんでしょうか?
その理由はずばり、この3つです。

1.胎児記憶
2.浮力
3.水圧

一つ目の胎児記憶とは、母親の胎内で羊水の中にいた時の記憶のこと。
お風呂に入ると、その絶対の安心感を思い出すようです。
優しさに包まれて、何の不安も感じていなかった胎児記憶が戻り、心も身体も落ち着くのです。

二つ目は、浮力です。
お湯の浮力の影響で、身体が重力から開放されて、疲れが癒されるのです。

三つ目は、水圧です。
水圧で筋肉に圧力がかかることで、マッサージ効果があり、疲労回復が期待できます。

そんな至宝のお風呂タイムをさらに彩ってくれるのが、様々なお風呂グッズです。
最近では、湯船に沈めてバスルームを幻想的にライトアップしてくれる照明や、本を濡らさずにページがめくれる防水カバーなども出てきています。

また、入浴剤やアロマオイルを入れるだけでも、癒やし効果は抜群に発揮してくれます。

身体を休め、リラックス効果を得るのはとってもいいことです。
その上こんなものがあったらついつい長風呂してしまうのも分かりますが、その長風呂も度を超えると、様々な悪影響を及ぼします。

お風呂でウトウトしてしまう理由って?

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出典:hackbank.net

お風呂で寝てしまうというのには、血圧の低下が関係しているそうです。
お風呂に入ると寝てしまう本当の原因。
それは、血圧の低下による失神、意識障害だったのです。
つまり最初にもお話しした通り、寝ているのではなく気絶している状態にあります。

42℃以上のお湯につかった時、血圧が上昇します。これを驚(きょう)がく反応と言うそうです。その後、この急激に上昇した血圧の反動により、必要以上に血圧が下降してしまうそうなのです。(驚がく反応を引き起こす温度は個人差があります。ご注意ください。)この血圧の低下が、入眠時と似ている事から、お風呂の中ではだんだん眠くなっていくようです。

出典:cozylife.jp

42℃で入浴したとき、体は真っ赤になります。
これは皮膚近くの血管が開き、血液が集まっている証拠です。
末梢の血管が開くと、血液が体の隅々まで流れやすくなり、血圧が下がる。

  1. 42℃以上のお風呂への入浴は危険度高め。
    お風呂でよく寝てしまう!という人はなるべく避けるようにしましょう。
  2. お風呂に入る(湯船に浸かる)
  3. 温かいので血管が拡張する。(体の温度を一定に保とうとする体の機能)
  4. 血管が拡張すると、血圧が下がる。
  5. 血圧が下がると、脳への血流量が下がる。(つまり、脳に十分な血液が流れなくなる)
  6. 脳で血液が不足すると、立ちくらみと同じように気持ちよくなる。(意識障害の始まり)
  7. 気持ちよくなってくると最後、あっと言う間に気を失う。
  8. 数時間後、お風呂の温度も下がり、血圧も上昇すると脳に血液が戻ってきて、意識を取り戻す。

出典:logomk.com

寒い脱衣所から熱い湯船に入ることで血圧があがり、しばらくすると体温を上げないようにするため血管が拡張して血圧が下がるのですが、そこで脳の虚血が起きて眠たくなってくるのです。この状態は熱中症の「熱失神」と同じ状態であり、とても危険な状態です。

出典:latte.la

お風呂で寝ることのデメリット

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出典:irorio.jp

お風呂で寝てしまうことにはどんなデメリットがあるのでしょうか?

血圧の低下によって脳への血流が下がり、意識障害を起こし失神、気を失っているわけなので、それだけを考えても体に悪いことはよく分かりますね。
さらに、他にもこんな悪いことが。

長時間お風呂に入ることにより、大量の汗をかく。その結果、脱水症状になっていると想像できる。

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  • 脱水症状になると、血液から水分が失われ、ドロドロになっているはず。つまり、血栓ができやすくなり、脳卒中などを引き起こす原因となると思われる。
  • 気を失い、再び目覚めた時にはお風呂は冷たくなっている。よって、風邪をひく可能性が高い。
  • お風呂の塩素が原因で肌が荒れる。
  • 溺れる。(最悪、命の問題に・・・)

出典:logomk.com

こうやってみてみると、本当に恐ろしいですね・・・。
自分の身体を大切にして、お風呂で寝るのは絶対にやめましょう!

入浴時の死亡者数は交通事故での死亡者数よりも多い!

 

失神によってお風呂に沈んでいることに気付かないまま溺死してしまう人が後を絶たず、なんと交通事故での死亡者数を上回るほどになっています。

2011年の年間交通事故死亡者数は4,611人。それに対し2011年全国入浴時死亡者数は、推計17,000人と、交通事故を圧倒的に上回っているという。

出典:irorio.jp

お風呂で寝ないように注意したいこと

お風呂で寝ないためには、注意しなけらばならないことがたくさんあります。

まずは飲酒時と食事のあと。
お酒を飲んだ後や食事のあとは、血圧が下がっている状態です。
アルコールを摂取したならお風呂に入るのは完全に酔いが覚めて落ち着いてから、そして食後1時間以内の入浴は避けるようにしましょう。

さらに、血圧が高めの人は特に注意しなければなりません。

寒い時期では、高血圧だと脱衣に伴い血圧が急激に上昇します。
さらにその後、お湯につかると血管が拡張するため、急激に血圧が下降していきます。
この高い血圧から、急激に血圧が下降した時に脳に血液が行きにくくなり、意識障害つまり失神し、風呂場での溺死の原因になると考えられています。

寒い時期は脱衣所や浴室全体を温めてから入りましょう。
パネルヒーターなどを脱衣所におく、湯船のふたを開けて浴室を温めるなどの方法があります。

また入浴前のかけ湯を入念にする入浴中は肩までつからない半身浴にする水分を取る入浴時間を短くするといったことが大切です。

そして一人暮らしでない場合はお風呂入ることを家族に伝えてから入浴することが大切です。
そして何よりも、疲れすぎていたら入らない、早めに寝て翌朝お風呂に入るという判断も重要です。
特に、深夜や起床後すぐにはお風呂に入らないようにしましょう。
どうしても入りたいのであれば、シャワーで済ませるというのも賢明な判断です。

失神しないためのお風呂の入り方

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出典:itmama.jp

失神をしないようにするためには、40~41度のお湯に10~15分程度浸かることを心がけてみてください。
体温にしてみたら1度あげるくらいにして温まると、血管がしまらずにゆっくりと広がっていきます。

そして、以下の点に気をつけましょう。

  • 入浴前に、コップ一杯の水分を補給する。
  • おうちの人がいる場合は、お風呂に入ることを伝えてからお風呂に入る。
  • お湯に浸かる前に、目覚ましタイマーをオンする。
  • 半身浴で、入浴時間は短めにする。
  • お湯に浸かりながら、強めのマッサージやストレッチをする。
  • お湯に浸かって温まりながら、ミントの刺激の強い歯磨き剤をたっぷりつけて歯磨きをする。
  • 浴槽の中では座らずに、しゃがんでいる。
  • 物が落ちた時に目が覚めるように、片手を湯船から出して、洗面器などを持っておく。
  • 一人では入浴しない。
  • 家族に、5~10分おきに声を掛けてもらう。
  • 浴槽から出る時は浴槽のフチに腰掛けから立ち上がるなど、一気に立ち上がらない。
  • お風呂上がりに、常温のお水を一杯のむ。

さらに入浴時以外にも、以下の点に気をつけたいですね。

  • 睡眠時間をたっぷりとる。
  • 布団や枕を自分に合ったものに変えて、質の良い睡眠をとる。
  • マッサージなどに通い、日頃の疲れを癒す。
  • 食後は眠くなってしまうため、ご飯を食べる前にお風呂に入る。
  • 眠い時は、シャワーのみにする。

失神している人を見かけたら

おうちで家族が寝ていたり、銭湯や温泉でもしかしてこの人寝ている?という人がいたら、すぐに声をかけましょう。
反応がなかったら、体をたたくなどして無理やり起こします。

呼吸の有無を確認し、うなだれている格好をしている場合は、お風呂のふたや縁を利用してアゴを乗せるようにして気道を確保し、溺水しないようにします。同時に救急要請をしましょう。

出典:latte.la

お風呂での睡眠は超危険!

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出典:beautycare-antiage.seesaa.net

お風呂でうとうとして寝てしまうことがどれほど危険かわかりましたか?
若い人でも、最悪の場合死に至ってしまう可能性は十分にあります。
ちょっとでも眠気がある時は、お風呂には浸からないようにしてくださいね!

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